非権威

21.10.2017

午前、事務作業。息子と映画。

午、フライドチキン。

午後、息子と散策。ピカイゼン熟聴。仮眠。チキンドラムスティックのアボド丼作成。書見。

Autoritätsdusel ist der größte Feind der Wahrheit.

– Albert Einstein

盲目的に権威に敬意を払うのが、真実の最も大きな敵なんだ。

– アルベルト・アインシュタイン


権威を信じてはいけない。

権威を侮ってもいけない。

権威を嘲笑ってはいけない。

権威になってはいけない。


悲しい日本inエクアドル

20.10.2017

午前、即席作曲。楽譜浄書。曲作り。

午、ランチミーティング、中華雑炊。

午後、大統領府ミーティング。リハーサル。ツナとブロッコリーのパスタ作成。書見。

It is easy to be beautiful; it is difficult to appear so.

– Hosea Ballou

美しくあるのは簡単なんだ。そう見えるのは難しいのだけど。

– ホージア・バルー


数年前に日本の外務省からある委員会のメンバーになるように要請されて「音楽を作るのも忙しいので」と断った。仕事場の唯一の上司がそのメンバーになったとのことで「今日の委員会に行ったの?」と訊くと「行っても何も決まらないからやめておいた」という。決定権がない人間ばかりが集まっても「では持ち帰って相談」という結果にしかならない。(それが日本の正しい会議のあり方のようだ)

物体の速さは光の速さに近づくにつれて質量を増すので、永久に光の速さに至らない。次の会議ではそれぞれの上司が問題を持ち込むわけだから、更に決まらない。カウカーソス山の頂に張り付けにされたプロメテウスのような話だ。

帰宅すると「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」から始まる大使館からのメールが届いていた。さては僕の健康状態を監視されているのかと訝って調べてみると「ご健勝もご多幸も日本ならではの相手を思いやる気持ちがこもった言い回しと言えましょう」とのこと。英語に”How are you?”という1日に何度も言う表現や”Good-bye”の語源も学ばなかった人たちが日本にはいるのか。

悲しい気持ちで眼を閉じる。


使いみちのない事実

19.10.2017

午前、作曲エクスプレス。オーディション審査。楽譜浄書。

午、チキンライス。

午後、楽譜浄書。来訪者多々。ツナと白菜の炊いたん作成。書見。作曲エクスプレス。

The saddest aspect of life right now is that science gathers knowledge faster than society gathers wisdom.

– Isaac Asimov

現在の生活様式の最も悲しい一面は、社会が知恵を作り上げる前に、科学が知識を集めてしまうということ。

– アイザック・アシモフ


「趣味は料理ですね?」と取材でよく訊かれるのだけども、いつも否定する。料理は生きるための手段だ。毎日パンとチーズを食べていないのは、よりよく生きようとしているだけの話。

一度もインタビュアーに言ったことはないけども、敢えて言えば僕の趣味は学術論文を読むこと。しかも序文と結論を省いて、データだけを読むこと。電車の時刻表や理科年表でも良いのだけども。

水が3.98℃の時0.99997g/cm3でもっとも密度が高くなる、あるいはベートーヴェンが毎朝60粒のコーヒー豆を数えて淹れていた、という事実が好きなのであって、それで何かを説明されても退屈なんだ。

僕の仕事は文化に一石を投じることであって、アートなんかとは関係がないと思っているから、事実だけを作ってあとは社会に任せようと思っている。


文化の尺度

18.10.2017

午前、楽譜浄書。曲作り。

午、シーザーサラダ。

午後、曲作り。楽器練習。冷やし中華作成。書見。

Partial culture runs to the ornate, extreme culture to simplicity.

– Christian Nestell Bovee

片手落ちの文化は飾り立てに向かい、究極の文化は単純さへと向かう。

– クリスチャン・ネステル・ボヴィー


僕にとってのハンバーガーとは、トーストしたバンズに焼いた牛肉パティとレタス、ピクルスを乗せ、トマトケチャップとマスタードをかけたものだ。それ以外の具材やソースは一切いらない。

祝祭的な気分の時、あるいは小銭が少々余っている時は、目玉焼きとマヨネーズがそこに加わる。

ハンバーガーの美味しさは、程よい大きさの牛肉パティとハインツのトマトケチャップ、そして同じくハインツのイエローマスタードのバランスによって決定されるんだ。

空腹感を覚えた時にそういうハンバーガーが手に入る街。ひとつの成熟した文化の表れだと思うのだけども、どこにでもあるわけではない。


古代への妄想

17.10.2017

午前、楽譜浄書。

午、鶏モツスープ、炒飯。

午後、楽譜浄書。楽器指導。曲作り。ビーフカリー作成。書見。

Love the art in yourself and not yourself in the art.

– Constantin Stanislavski

自分のうちにあるアートを愛すように。アートに現れた自分のことは愛さないように。

– コンスタンチン・スタニスラフスキー


近代的な技術はともかく、六分儀、クロノメーター、方位磁針といった航法器具を用いずにハワイからポリネシア、おそらくイースター島まで航海した民族がいる。どこから来たのかは正確にはわからないものの、言語やDNAを調べてみると、おそらく台湾を起点とした海上交易を行っていた人たちが原点なのだろう。5000年ほど前に、南下を始め、3500年ほど前には、海洋航海技術に長けた一部の人々が、ニューギニア北東にある沿岸部や一帯の島々に進出したのだという。

そして、その文化は2000年ほど前にこつぜんと姿を消している。ラピタ文化という土器と農耕と海洋活動に長けた文化だ。海上交易も1000年ほど中断している。

最近、彼らの装飾デザインとアンデスのそれが似ていることに気がついた。両者の主要な炭水化物がタロイモであることも。

でも僕は松本清張ではない。怠惰なもので、それ以上は知ろうとも思わない。