南コーカサスの音律

23.08.2019

午前、楽器指導。楽器練習。原稿。

午、螞蟻上樹。

午後、仮眠。グルジア多声聖歌勉強。子どもたちと歓談。書見。

Religion is regarded by the common people as true, by the wise as false, and by the rulers as useful.

– Lucius Annaeus Seneca

宗教はね、一般的な人には正しいと思われているし、賢い人には間違いだと思われているし、支配する者には便利だと思われているんだ。

– ルキウス・アンナエウス・セネカ

ジョージア(グルジア)の音楽で使われている音階は基本的に西洋の音階と同じようにオクターブの中に七つの音があるのだけども、それぞれの音の間隔が違っている。殆どの民族音楽がそうであるように、完全五度は2:3の振動比で存在するけども、その間にほぼ等間隔に三つの音が入っている。根音から西洋の長二度よりも低い音、短三度と長三度の間くらいの音、そして完全四度よりも少し高い音が生まれるわけだ。第五音からオクターブまでの完全四度の間にもほぼ等間隔の二つの音が入っていて、根音から西洋の長六度よりも少し低い音と、短七度よりも少し高い音が生まれる。

この調律システムでは完全五度に次いで三度が協和音程として認められる。実のところ西洋で三度が協和音程とされる遥か以前からジョージアではそうだったんだ。

オクターブよりも完全五度を重要視するこのシステムでは、しばしばオクターブが1:2の振動比よりも広くなって、曲が終わる頃には当初のピッチよりも高い状態になることもある。

現在では伝統音楽においても、西洋の調律システム使用することが多い。

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