過日、友人とお好み焼きやら文字焼きやらを食べ、「さて、どこかゆっくりできるところで日本の未来、世界の平和、あるいは宇宙の成り立ちについて語ろうか!」と数ブロック歩いたところで謎の外国人に「キャバクラどう?」と声をかけられた。明らかにその口調は「私は観光で日本に来ているのだけども、キャバクラってどんなところですか?」と聞いているわけではなく、「いい店知ってるから来店の上、消費活動をせよ」といった感じ。
キャバクラで消費活動を行う欲求がない旨を伝えるも、「錦糸町にはキャバクラしかない。ここで飲もうと思ったら僕に任せがほうがあなたのため」なんてことを言いながら離れようとしない。気がつくと日本人を含む4人に包囲されていた。それぞれの担当の店が中国、フィリピン、ロシア、日本にふるさとを持つ女の方々が接待してくれ、それぞれわずかに値段の設定、そして飲み放題となるお酒の種類が異なることを5.1サラウンド状態で説明した挙句、喧嘩を始めてしまった。
「値段だけで交渉するのはずるいだろう!」
「ウィスキーをこんな早い時点でアピールするのは反則だぜ」
「まずどこのお嬢さんと飲みたいのか聞いてから話をすすめるべきだろう」
「こいつの顔を見てくれよ。女だったら誰でもいいに決まってるじゃないか」
「そうだけども、安酒さえあったら幸せっていう服装だぜ」
なんてことをアラブ語で言い争っていた。僕はアラブ語は普通だったら理解しないのだけども、この時ははっきりと分かってしまった。わからなかったらここにそれを書けるわけがない。
「テキーラはある?」
と聞くとみんなあきらめて他のカモを探しに出かけた。横でインターネットとつながった不思議なデバイスで検索活動を行っていた友人が「テキーラあった」と歩き始めたので僕もそれにならう。
そうしてたどり着いたのがSmalllest Bar (スモーレスト・バー)。
ここは素敵なお店で、いろいろな種類のテキーラはもちろんのこと、山形は西川町の地ビール「月山」、そして美人の店長兼バーテンダー兼調理人兼皿洗い兼セブンイレブンへの使いっ走りがいらっしゃる。もっというとこの店長兼バーテンダー・・・(以下省略)がベランダで育てたミントの葉で作るモヒート、テキーラと間違えて購入してしまったカシャーサなんかもある。
そこで美味しくテキーラを飲み続けている間に、友人はケサディージャ、蕎麦、あともう一つ何か食べていた。ついさっきお好み焼き類を食べたことを忘れてしまっているのだろう。
へろへろに酔っ払い、楽しい話をしてくれた美人店長の千春さんにお礼を言い、勘定を持ってくれた友人に頭を下げ、どうにかこうにか家にたどり着き、ツイッターで「おみそしる たべなきゃ」と友人がつぶやいているのを見て気絶した。
山形出身の店長が最上川舟唄が好きだなんて言っていたことを思い出しながら、今日はダンスヴァージョンのミックスをやり直してみた。思うところがあって音圧は控えめ。
最上川舟唄 (dance mix)