ある講演会で「あなたは何故、中国政府にやり返さなかったのですか?」と聴衆のひとりに問われたダライ・ラマ。下を向いてしばらくの間足をぷらぷらと揺らせていたダライ・ラマは、聴衆の方に顔を向けると優しげな微笑とともにこう言った。
「だって戦争って時代遅れじゃないですか」
そして、しばらく間をおいた後、真面目な顔でこう続けた。
「もちろん頭で反撃を肯定する理由を見つけることはできるのです。でも心が、心がそれを理解することはないでしょう。そうなるとあなたは頭と心によって分割されてしまい、あなたの中で戦争が始まってしまうのです。」