ライムを手に入れたのならば

時々モチベーションなんていう言葉を口にする人を見かけるのだけれども、おそらくそういう人というのは基本的にはやる気をもって物事に接していて、特殊な事情があるときにだけモチベーションというやつが低下してしまうのだろうと思っている。僕なんかは普段から怠けた心構えでいるのが標準なので、特にモチベーションとやらに行動が左右されることがない。

ありがたいことだと思う。

「今日はたくさん練習をしたいなあ」とも「今日のリハーサルはガンガン行くんだからね」とも「いい曲書くぞー」なんてことも思ったことは一度もない。

「マーエダくん。君はダメダメな人間だねえ」

なんて思う人もいるかもしれないけども、僕はこんな感じで折り合いをつけてやってきているから慣れているのだ。大丈夫。その代わり練習にしても作曲にしても演奏にしても始めてしまえば「こんなことやっているのは嫌だなあ」と思ったことはほとんどない。気持ちを上げてから行動するのではなくて、行動していれば気持ちが付いてくる仕様になっているのだと思う。(自分の無能さにあきれ果てることは多々あるけども・・・。)

天気が良くても悪くても、褒められても貶されても、妙齢の美女に誘惑されても無視されても、みんなモチベーションを下げる理由になりうるのだから、そのあたりをあまり計測したくないんだな。

だから、プラス思考よりもプラス行動。

南米に素敵なことわざがある。国によって少々言い回しは違うけども、だいたいこんな感じ。

“Si la vida te da limones, haz limonada”

“ライムを手に入れる結果になったのだったら、ライムジュースを作りなさい”


一生懸命何かをやって、それで手に入れたものがライムだけだったとしたら。悲しみに打ちひしがれて出家してしまいたくなる人だっていると思う。でもね、その状況に心をやられてしまって何の行動にも出られないようになってしまうのだったら、とりあえずライムジュース(レモネード)を作れ、と。他にやることもないのだから、何もしないで考え込んでいるよりは生産的だ、と。

もちろんテキーラを買ってきて、友達を招待しても良いのだけども・・・。

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