食べるべきもの


01.12.2018




終日仰臥、林檎。




When I put my brush to canvas, I never know what I’m going to paint. It’s like when you’re walking down the street with your hands in your pockets, humming a tune, you don’t know what you’ll be humming five minutes from now.


– Peter Max


絵筆をキャンバスに走らせ始める時、僕は自分が何を描くのか分かっていない。ポケットに手を突っ込んで道を歩いている時に鼻歌を歌って、でも5分後に何を口ずさんでいるのかなんて分からない、そんな感じ。


– ピーター・マックス




六重奏団のケーナ奏者は「食べないもの」というものを持っている。菜食主義者だとか絶酒主義というわけではなく、なんだかの線引をしているのだけども、その線自体も緩やかに変化する。例えば牛肉や豚肉のような赤肉は基本的に食べない。でもハモン・セラーノやイベリコ豚系のいくつかの加工肉は食べる。乳製品は摂らないけども、少々のチーズは食べる。要するにワインに合うものはOKなのだろう。




ヨーグルトは食べないけどもクミスは好きだったという。エクアドルで売っている非常に緩いヨーグルトだ。「クミス本来カザフスタンでいう馬乳酒のことだぜ」と言うと目を丸くしていた。もちろん馬乳酒だってヨーグルトのようなものだけども。日本ではカルピスがクミスを元に開発された。




僕は母に「何でも食べなさい」と言われて育った。(母が少々偏食気味なので「何でも」といっても知らずに育った食物も多いのだけど…)道で動物のの内蔵を焼いていれば求めて食べるし、口噛み酒が振る舞われればそれを飲む。その結果、たまに食中りに苦しむこととなる。例えば、今日がそうだ。子どもたちが買ってきてくれた林檎をありがたく齧りながら、体内からいろいろと出ていくのを待った。




霞でも食べて生きていこうと誓うのだけども、治ればそんな誓いは破棄される。

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