年輪の現れ方

11.07.2019

午前、曲作り。

午、蟹のスープ、魚介のシチュー。

午後、楽器練習。楽器指導。バッファローウィングス、ピッツァ。原稿。書見。

The traveler sees what he sees, the tourist sees what he has come to see.

– Gilbert K. Chesterton

旅人は見えるものを見る。観光客は見に来たものを見る。

– ギルバート・キース・チェスタトン

音楽のあり方について意見を求められる。こうあるべきか、あああるべきか。たいていは十代から二十代の若者たちからだ。普段から自問しているのだろうし、年長の同業者から正解を教えられて納得したり腑に落ちなかったりしているのだろう。

僕には分からない。昔は分かったつもりになっていたかもしれないけども、もう分からない。毎日のように揺れ動く定義はもはや哲学とは言えない。世界中を旅する人が、人類の共通点と文化の差異、個人の特異性を受け入れて人間の定義を放棄するように。

音楽のあるべき姿も、自分がやりたい音楽の概念や観念の定義も分からないけども、ありがたいことに今日作るべき音楽や演るべき演奏会の形ははっきりとしている。

マネージャには「そういうの困るんだよね」と言われるけども、たまにジュースでも買ってあげると文句は止まる。歳を重ねるとその辺りは狡猾老獪となる。

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