天使と悪魔の変奏曲

13.06.2017

午前、レコーディング監督。曲作り。

午、鶏モツスープ、炒飯。

午後、レコーディング。麻婆茄子丼作成。書見。

At the speed of light there is no sequence; everything happens at the same instant.

– Marshall McLuhan

光速においては順序などない。全ては同じ瞬間に起こるんだ。

– マーシャル・マクルーハン

16世紀終盤に中米(あるいは南米)で生まれた性的な含意を伴った音楽/踊りは、非常に早いスピードでイベリア半島やイタリア半島に伝播した。特にナポリではコメディア・デラルテでこの踊り、チャコーナが用いられるようになり、特にアルレッキーノに関連付けて用いられた。

15年後にはスペインで禁止され、50年後にはフランスに入りテンポは穏やかになり(短調のものも生まれ)、100年後には起源を忘れてパッサカリア的な変奏曲となった。

現在ではこれが数ヶ月で起こる。ムーア人の介入を待たずに、次の日にでも(技術的には同時にでも)地球の裏側で再生することが出来る。

まさに光速だ。

と同時に、僕は今、半年後に演奏されるであろう新しい踊りの構想を見つけようとしている。シュレディンガーの猫のように、音楽は聴かれるまでは存在しない。でも僕の曲は(僕の中では)存在しつつある。

天使(幽霊)が歌った音楽で真夜中にシューマンは変奏曲を作り、翌朝には同じ天使に最悪の歌を歌われ、数日後全く同じ曲を楽譜にし、その翌日ライン川に身を投じて入水自殺を図った。(その半年前にも、ほぼ同じ曲をバイオリン協奏曲の中で書いている。そして80年間演奏されなかった)

音楽が生まれる瞬間はいつなのか。

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