夢の中の街

25.11.2018

午前、楽器指導。

午、鮭ソテー。

午後、子どもたちと散策、映画鑑賞。書見。

Learn from your dreams what you lack.


– W. H. Auden


自分に欠けているものを、夢から学ぶんだ。


– W・H・オーデン

若い頃から、眠ると夢に現れる街があって、それがどこに位置しているのかは未だによくわからないものの、ガリヴァー旅行記におけるリンダリーノがダブリンの暗喩であるように、実際に僕が見知った土地の象徴のような場所なのだと思う。一角に歓楽街があって、小高い丘を登ったり下ったりする道の両脇には、鮨屋もあればシュハスカリアもある。残念なことに、いつも「少し値段が高いなあ」などと躊躇してしまい、ほとんど食べることはない。食べた後、支払いをする前に目覚めれば良いだけの話なのだけども、夢の中でも僕は僕なのでいつものように我慢してしまうんだ。

その町でも僕は音楽を生業としているようで、常時曲作りが遅々としていてマネージャに怒られたり、独りで冷や汗をかいたりしている。演奏会の直前に弾くべき曲を全く知らないという状況で困り果てていることもある。たいてい、本当に困った事態になる時には目が覚めるのだけども、すぐさま現実の仕事の進行具合を調べたりするものだから、全く休んだ気がしない。

あまりに遠いところにあるパラレルワールドに毎晩行くのも、それはそれで疲れてしまうことなのだろうと思うけども。

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