壊されるべきもの

14.08.2019

午前、プログラム委員会。曲作り。企画。

午、蟹のアヒージョ。

午後、作曲指導。原稿。左宗棠鶏。書見。

The old cathedrals are good, but the great blue dome that hangs over everything is better.

– Thomas Carlyle

古い大聖堂は良いよ。でもすべてのものを覆う巨大で青い半球体はもっと良い。

– トーマス・カーライル

アンドレ・ジェダルジュ著の「フーガの教程」ではエネスクがパリ音楽院でフーガの一等賞を取った作品が、模範例として挙げられている。和声や旋律がある程度感覚による所産だとすると、フーガは厳格な技術だ。

あるいは技術と感覚のミーティングポイント。

そういった演習を繰り返して作曲の内的筋力を鍛えることによって、その人の楽器演奏もより規範的になっていくかというと、エネスクの例を見れば良いように、そうでもない。グールドのように対旋律に憧憬を抱いた人の演奏が、恍惚を基盤、あるいは羊水として構築されているように。

厳しいエクリチュールを常に使用する必要はない。解体すべき土台の強度を上げれば、それでいいんだ。

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