乗り切るだけの一日

16.05.2020

午前、楽器練習。安静仰臥。

午後、投薬小康。原稿。トマト。書見。

A bank is a place that will lend you money if you can prove that you don’t need it.

– Bob Hope

銀行っていうのはさ、お金に困っていないことを証明できる人だけに、お金を貸すところだからね。

– ボブ・ホープ

土曜日なのに、あるは土曜日だからか、起床すると大量の動画が送りつけられていた。「私が作った曲を聞いてくれ」「俺の歌を評価してくれ」「僕の演奏はどうしたら良くなるのだろう?」なんて具合に、受取人払いの郵便のようにやってくるわけだ。困ったなあ、と往年のエルヴィスやなんでんかんでんの社長の髪型を彷彿させる頭を掻きむしった。

折しも膵臓の砂だか石だかの居所が悪いらしく背中に激痛が停車している。半時ほどまとめて聞いては、少し感想を書いて「がんばってくださいね」と返信してはベッドで猫のように丸くなる、なんていうことを繰り返していたらはや夕刻。流石に体力もなくなってきたので、病院に行って静脈注射か点滴でもしばいてもらおうと体を起こしたところ、主治医から電話がかかってきた。コンサートの依頼だったのだけども、ついでに処方箋を出してもらい、鎮痛剤が効いている間に原稿を一本書いた。

仕事を終えインターネットを回遊してみるも、もうシナトラが引退した頃の緩い面白さはない。正しい政治、正しいマナー、正しいセックス、正しい味付け、そんなものばかり。大統領府からいくつか書類が来て、目を通していたら心地よい眠気に襲われて、布団に潜り込み泥の中の泥鰌と化した。

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