リズムについて

10.01.2019

午前、楽器練習。曲作り。

午、炒飯、蒙古牛肉。

午後、HTML関係。事務作業。書見。

Art is much less important than life, but what a poor life without it.


– Robert Motherwell


アートは人生のように重要なものじゃない。でもさ、アートのない人生は貧しいねえ。

– ロバート・マザーウェル


機械時計もメトロノームもなかった中世に、どのような音楽的なリズム感覚が存在したのか。ダンス音楽から本当に自由にいられたのか。

そもそも時間ってなんだろう。ある時刻と別の時刻との距離なんだろう。定義は難しいけども、感覚はみんなに共有されていると思う。アウグスティヌスは「私はそれ(時間)について尋ねられない時、それが何かを知っている。尋ねられると、知らない」と述べ た。感覚的には一定方向に流れているし、同時に円環的な構造をもち、無限に反復する。すべての存在は極分化された一瞬にのみ存在し、瞬間毎に消滅するという仏教的な考え方は、やはり無限反復を示唆しているけども、諸行無常の世において、それがあまり一般的な感覚とは思えない。

ニュートン力学では物体の運動などを通じて人間が知覚・観察できる変化は見かけ上の感覚であって、自然的に流れる均質な持続こそが「絶対的な・真の時間」なんだと考えられてきた。アインシュタインはある慣性系から見て空間上の異なる地点で同時に起きた事象は、異なる慣性系から見ると同時に起きてはいないと見た。つまり、この「時間=等質な持続」が成り立つのは、地球上のような一定の条件を満たす特殊的な場合だけだというわけだけども、音楽においては地球上にその思いを固定しておいていいと思う。

ギリシャ神話には時にまつわる神が二柱ある。適切な機会・好機・チャンスを司る カイロスが一瞬を表す神であり、もう一柱のクロノスは連続した時を表す神で、絶えざる流れとしての時間を司る。つまり、感覚的にはやはり二種類の時間がある。

歴史的にこのような考え方、音楽を科学的/物理学的に考え始めたのは、時間論よりも和声論のほうが先だった。フーリエ解析だけでは音響感覚については説明できないのと同じように、クロノス時間だけではリズムは説明ができないのだと信じる。

僕は瞑想をしないけども、その時間的感覚には興味がある。

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