ジョン・ルイスの平均律

12.02.2013

午前、ギターとフルートについて少し学習。曲作り。近日中にギターの指導を受けることにする。サルサ・ポモドーロとポルペッティ作成。

午、肉団子とトマトソースのイタリア麺、卵汁。

午後、クセナキス、ギル・エヴァンス、スティーブ・レイシー視聴。

夕、おにぎり、エビのスープ、ハムサンド。ジョン・ルイスの平均律で魅惑の時間。仕事場にいながら小宇宙を旅行。

僕は普段「平均律クラヴィーア曲集」の第一巻を一冊の本のように捉え、それを詩情を持ったモノローグとして、あるいは文脈から切り離された箴言として演奏しているアファナシエフのものを愛聴している。

この作品も含め、バッハの多数の鍵盤楽器のための音楽は聴衆のために演奏されるために書かれたわけではなかった。音楽の勉強をしたい者、あるいは音楽を深く知った者が特別な娯楽として楽しむために書かれたこれらの曲は、当然「サッカーボールはゴールにシュートされるために作られた」などという単直な想像力の人々には魅力的ではなく、むしろドリブルやリフティングなどに熱中する少年に近い感覚を持った音楽家にとっての宝の書となる。

対位法の最も洗練された使い手としてのバッハ、そして類まれないメロディメーカーとしてのバッハを引き出してきたグレン・グールド。若いころはグールドのその才能に関心し、今ではその演奏からバッハに驚嘆する。

最小限のモチーフを信じがたいほどの魅惑的なハーモニーによって調性宇宙を旅させる術を心得ていたバッハ。そんなバッハの描いた旅からちょっと道を外れて精通していたジャズのイディオムとブルース的なモチーフへの装飾を使って、別の宇宙を旅させるジョン・ルイス。

実に「音楽を深く知った者」が特別な娯楽として楽しむためにこの曲集を取り上げている様子を眺めているのは楽しい。そして何よりもそれは美しい。

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