たまに上手くいく

04.09.2019

午前、曲作り。

午、牛足のスープ、牛ミノのシチュー。

午後、曲作り。マッサマンカレー作成。原稿。書見。

Regrets are illuminations come too late.

– Joseph Campbell

後悔とは、遅すぎた悟り。

– ジョーゼフ・キャンベル

外食産業における味の安定というものに疑問を持つようになって、かなりの年月が流れた。演奏旅行などで見知らぬ街を訪れた際、セントラルキッチンと調理のマニュアル化で達成された食べ物のほうが安心できるという人がいるけども、なぜ昨日の魚と今日の魚とが同じ味であるべきなのかがわからない。

先日カレーの作り方を書いたところ、分量や時間などを表記せずとも、SNS界隈の料理人たちは僕よりも美味しそうに作っていた。

幡ヶ谷の鰻屋で注文してから小一時間経ったところで店主が帰ってきて「出前に手間取っちゃってさ。これから捌くけど一時間くらい待てる?」と訊かれて承諾したところ、非常に美味しい鰻が出てきたことがある。これを他の店が真似してもうまくは行かないだろう。

先日「好きな作曲家は?」と訊かれ「ブゾーニ、サティ、グレインジャー」と答えた。「特に好きな曲は?」と続けられるも「特にない」としか答えようがなかった。「鳥の飛翔のような旋律、大洋の波のようなリズム、夕暮の空のような和声」を見つけようとする姿勢が好きなのであって、マニュアル化された同じ結果には特に興味がない。

今日は良い曲が書けた。たまにしかできないけども、たまにできればいい。

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