かぐや姫リミックス

18.05.2020

午前、楽器指導。楽器練習。

午、ピッツァ。

午後、企画会議多々。曲作り。仰臥。

Sweet April showers do spring May flowers.

– Thomas Tusser

卯月の甘い雨が皐月の花を咲かせる。

– トーマス・タッサー

竹取物語を現代語訳にしたり「今は昔、竹取の翁といふもの有りけり」の部分を「昔さ、バンブーマスターっていう爺さんがいたんだ」というジャッキー・チェンもひと目で断りそうな冒頭に変えてもいいし、火鼠の皮衣をエルメスのバーキンにしても構わないし、月面のコロニーで真の父母と再会するスペクタクルの動画にしても良い。

なぜか。作者はわからないし、少なくとも600年前にはあった話だから。

書いた本人が生きている間は、本人の承諾を得ずにそんなことをしてはいけない。信じられないかもしれないけども、この記事だって勝手にリミックスをしたり、どこかに掲載したり、Tシャツにプリントすることは僕が「構わんよ」と言わない限りできない。僕が死んでからもしばらくは、かなりの期間できない。

なぜか。僕がキーボードをパタパタと叩くこの瞬間、著作者人格権というものが発生してるから。

’42年アメリカで起こった音楽戦争、録音禁止令。大手著作権協会ASCAPが著作料の大幅値上げを一方的に決めた為、音楽家協会とラジオ局がASCAPに属する楽曲の放送や録音を、全面的にストップしたという事件。ハイフェッツは英デッカに録音をしていたし、ストレイホーンはセピア・パノラマの代わりにA列車を書いた。

阿呆のような話でもあり、副産物もある話。

最近は自宅待機の音楽家たちが僕の曲を演奏してくれたりするのだけども、これも違法。こんな時期だから大目に見るのが筋だと思われるかもしれないけども、

まあ、僕はいつでもそういうことは構わないのだけどさ。こんな法律なくなればよいのに。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *